ケーゲルの音楽

ヘルベルト・ケーゲルが指揮するアルバム
が少しずつ増えてきた。


日本ではそれ程名前も知られておらず華々
しい印象もないが、虚飾がなく実直な音楽
を聴かせてくれる実力派の芸術家という
印象を持っている。

アルバムの数こそ少ないがそんなケーゲル
の印象的なアルバムを記しておきたい。

ボツェック(ベルグ作曲)


この曲を欲しくて堪らない中、ディスク
ユニオンでひっそりと並べられている所
を見つけた。

新ウィーン楽派の3大巨匠の曲をあれこれ
集めたボックス入り8枚組で、、

お値段1,000円也。。♪?💀

状態も上々なのにこの安価。。
日本で如何に受け止められている指揮者な
のかが伺い知れる。

私にとってはラッキーこの上なっしー。。


曲の箇所によってはベームの演奏より激し
く、荒れ狂ったように、静かなところは意
味深に、、鳴らし過ぎる事のない抑制が
効いている演奏。

未だに週末毎に聴かずにはいられない。
夜空に月が2つ浮かんでいる異次元の世界
で一人静かに発狂したい。。

グレの歌(シェーンベルグ作曲)

「ボツェック」と同じボックスに入ってい
た「グレの歌」。
この曲に関してはブーレーズの素晴らしい
アルバムを聴いていただけに正直あまり期
待はしていなかった。だけに初めてケーゲ
ルの演奏を聴いた時にはちょっと驚かされ
た。

「ブーレーズの上を行くかも知れない!!」

夜の音楽らしいが何度聴いても朝の清々し
い空気の匂いを感じる曲。私の感覚がずれ
ているのか?ブーレーズよりも情感豊かで
美しい演奏だと思う。


戦争レクイエム(ブリテン作曲)


聞き比べている訳ではないが、妙におどろ
おどろしくなく、暗過ぎる事もないが、
とても重厚な音でじっくり聴かせてくれる
説得力のある演奏。

スポーツジムから帰ってきた日曜日の夕方
に何故か決まって聴きたくなる。

何故なんだろう。。


画家マチス(ヒンデミット作曲)


どこか秘密めいた魅力を持つこの曲の今の
所、私的ベスト盤。
この曲の持つどこか怪しい雰囲気に浸って
いたくなる。


幻想交響曲(ベルリオーズ作曲)


まだ、持っていないのですが、、
旧友のFBに寄せられたコメントを見て、、

「 ケーゲルの幻想とは盲点だった!」

目から鱗状態。。。

終楽章の鐘の音を含めて好きになれるのか、
なれないのか。。

良くわからないが、間違いなく近い内に
お買い物ボタンを押してしまう自分が見え
るような気がする。。



#CDごちゃごちゃの自室の風景・・



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