虐めの問題

虐めの問題が無くならない。

今に始まった問題ではないが、わずか小学
生が自殺した、しかけた、、
というニュースを見る度に痛ましい思いを
感じる反面、自分の苦々しい過去をも思い
出す。

私も小学生低学年の頃、「苛める側」に
加わっていた時期がある。

昭和40年代の鹿児島実家の周辺。
実家がある坂を少し下りると細いバス通り
が横切っており、その通りを挟んだ向こう
側にはドヤ街が広がっていた。更にその
向こう側には鹿児島刑務所が建っており
その周囲には大きなどぶ川が流れていた。


雨が降ると土地もすぐにぬかるみ、
御世辞にも清潔とはいえない街並み。。
(今は立派な鹿児島アリーナが鎮座)

そのドヤ街に私と同年の女の子が住んでい
た。その所謂だらしない身なりから周りの
同年生からの虐めの標的にされていた。
その女の子が時々発していた火のついたよ
うな泣き叫び声が未だに脳裏に焼き付いて
おり、時々克明に思い出してしまう。

泣き叫びだしたら、更に面白がって虐めに
拍車がかかっていたような気がする。

やがて小学校を転校してその女の子に対す
る虐めが収まったと思いきや、次の虐めの
標的を見つけ出し、、

今思えば酷い事をしていたものだと思う。

自分で自分が嫌になる事もある。。

虐めを加える側も相手の気持ちを思いやる
ような思慮が充分に働かない年端もいかな
い子供がやる事。そんな時には周囲の大人
達が厳しく叱ってあげるべきだと思う。

なのに、こんな残念な現状が投稿されてい
たりする。




周囲に対する無関心、保身、責任回避、
責任のなすりつけ合い。。

我が家の一人娘も小さな頃、虐められてい
たが何とかうまく乗り切ってきてくれた。

会社でもハラスメントという名の虐めが横
行している。事なかれ主義で表面だけ綺麗
に取り繕おうとしている今の日本に明るい
未来が待っている筈がない。

虐めは絶対に許すべからず!



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